潮舟の(読み)シオブネノ

デジタル大辞泉 「潮舟の」の意味・読み・例文・類語

しおぶね‐の〔しほぶね‐〕【潮舟の】

[枕]帆を並べ、舟を港に置く意から「並ぶ」「置く」にかかる。
「―並べて見れば」〈・三四五〇〉
「―置かればかなし」〈・三五五六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「潮舟の」の意味・読み・例文・類語

しおふね‐の しほふね‥【潮舟の】

(「しおぶねの」とも) 海を行く舟が並んでいるところから「並ぶ」に、また、岸に置かれるところから「置く」にかかる。
万葉(8C後)一四・三四五〇「をくさ男(を)とをぐさ助男(ずけを)と斯抱布禰乃(シホフネノ)並べて見ればをぐさ勝ちめり」

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