火酢芹命(読み)ホスセリノミコト

デジタル大辞泉 「火酢芹命」の意味・読み・例文・類語

ほすせり‐の‐みこと【火酢芹命/火須勢理命】

火闌降命ほのすそりのみこと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の火酢芹命の言及

【隼人】より

…《日本書紀》では刺領布(さしひれ)とされるが,領布も訶理(苅)すなわち剣も鎮魂の呪具にちなむもので,隼人が強力な邪霊鎮魂の呪能を持つ部族と考えられていたことを示している。神代紀には,火酢芹(ほすせり)命(海幸)が弟の山幸に敗れて伏罪したとき,みずから狗人(いぬひと)と称したといい,〈火酢芹命の苗裔,諸の隼人ら,今に至るまで天皇の宮墻の傍を離れずして,代(よよ)に吠ゆる狗して奉事(つかえまつ)る者なり〉とある。律令時代にも,隼人は隼人司の管掌下にあり,吠声して宮廷守護に当たった。…

※「火酢芹命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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