爪覚ゆ(読み)つまおぼゆ

精選版 日本国語大辞典 「爪覚ゆ」の意味・読み・例文・類語

つま【爪】 覚(おぼ)

  1. 琴をひいた人の爪音(つまおと)が思いしのばれてゆかしい。琴の手並みの程がしのばれる。
    1. [初出の実例]「つまおぼえて調べられたる御琴どもかな。人のえせぬはや」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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