牧村兵部(読み)まきむら・ひょうぶ

朝日日本歴史人物事典 「牧村兵部」の解説

牧村兵部

没年:文禄2.7.10(1593.8.6)
生年:天文14(1545)
安土桃山時代キリシタン大名,茶人。政治,兵部大輔,長兵衛,利貞とも称した。父は稲葉重道。のち牧村政倫の後嗣となる。初め織田信長に仕え,天正12(1584)年,豊臣秀吉馬廻衆となる。同年,高山右近の勧めで入信茶の湯に堪能で,利休七哲のひとり。天正8年にはのちに流行するユガミ茶碗(変形茶碗)をいち早く使用した茶会を行っていたことが知られる。同18年伊勢の内で2万石余を給せられ伊勢岩出城主。文禄1(1592)年,舟奉行として名護屋従軍。のち朝鮮に出兵(文禄の役)して同地で病没した。

(谷端昭夫)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「牧村兵部」の解説

牧村兵部 まきむら-ひょうぶ

牧村政治(まきむら-まさはる)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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