狩猟民(読み)しゅりょうみん

改訂新版 世界大百科事典 「狩猟民」の意味・わかりやすい解説

狩猟民 (しゅりょうみん)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の狩猟民の言及

【家畜】より


[成立]
 人類が家畜化に成功したのは今から約1万年前であったとされている。最初に家畜化されたのはイヌで,狩猟民の手でオオカミから馴化(じゆんか)された。次いでヤギとヒツジが野生ヤギ(ベゾアール,マーコール)や野生ヒツジ(ムフロン,アルガリ,ウリアル)から馴化された。…

【採集狩猟文化】より

…価値ある食物である肉を求めて男は専業的な狩人となり,一方,女は従前どおり植物採集を行った。また肉の全食物中に占める割合は,のちに現れた北方採集狩猟民の例外的な場合を除いて,2割から4割にすぎず,採集狩猟民は一般に女性が行う採集にその生活を依存している。男女にみられる生計活動上の分業,および扶養者と被扶養者という年齢による分化を除くと,社会の成員は対等な立場で社会生活に参画し,職業,身分,階級等の分化も政治権力の集中化もみられないので,一般に,採集狩猟民の社会は平等主義をその成立基盤としているといってよい。…

【肉食】より

…それは生命の奪取である。もちろん狩猟民にとって殺生についての一般的是非論は論外である。しかしその他のケースで,肉食を殺生のゆえに避ける文化があることは周知である。…

※「狩猟民」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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