…明治以降,洋装への転化によってそれまでの褌からさるまたへと一般化した。語源は明治時代にできた言葉で,マタシャレという袴の一種を逆さに言ったという説と,一部の地方で使われていたキャルマタという言葉から出たという説があるが,猿股引(さるももひき)の略語としてすでに江戸時代に使われていた。猿股引は防寒や労働のための各種の股引のなかで,膝下1~2寸ほどの最も短いもの。…
…山袴(やまばかま)の一種で,膝から下がぴったりしたもの。裁着,立付とも書く。前布,後ろ布合わせて4枚と四角い襠(まち)で作られる。前布の下方を膝下に合わせて筒状に縫ってぴったりさせ,そのあと後ろ布や襠を縫い合わせるため後ろ布は前布の2/3程度しかないが,腰回りはゆったりとして動きやすく暖かで下半身を保護する。材料はかつては皮革,藤布,麻が用いられたが,明治以降は紺や黒無地,縞の木綿が多い。男子用には前布の襠つけ部分に12cmくらいの開口部がつけられている。…
※「猿股引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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