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睡眠導入剤 すいみんどうにゅうざい

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知恵蔵2015の解説

睡眠導入剤

入眠を助ける薬のことで、睡眠薬とも称される。医薬品の薬効分類では「催眠鎮静剤」に入る。作用の持続時間により、超短時間作用型、短時間作用型、中間作用型、長時間作用型があり、このうち超短時間作用型を指して睡眠導入剤と呼ぶこともある。作用時間の長短は、薬が代謝されて血中濃度が最高値に達してから半減するまでの時間に基づいて分類される。
1960年代までは睡眠障害に対し、中枢神経を抑制させるバルビツール酸系の薬が用いられていた。だが依存性が生じやすく、大量に服薬した場合に呼吸抑制が起き死に至ることもあったため、代わってベンゾジアゼピン系の薬がよく使われるようになった。ベンゾジアゼピン系は、GABA受容体に働きかけて鎮静作用をもたらすもので、筋弛緩(きんしかん)作用を持つ。特に高齢者においては、転倒事故などのリスクにつながりやすいので、近年は新たに開発された非ベンゾジアゼピン系の薬が処方されることも多い。
服用にあたっては、用法・用量を守ることが非常に重要である。ベンゾジアゼピン系でも、眠れないからといって自己判断で追加服用をしたり、多種類の薬を取り混ぜて飲んだりするうちに薬物依存に陥ることがある。また、アルコールと一緒に摂取すると、不安感や焦燥感が高まったり、健忘が起こったりするので、睡眠導入剤を服用している間は、飲酒は控えなければいけない。
覚醒(かくせい)した後にも寝ぼけたような状態が続くことを「持ち越し」といい、作用時間の長い薬を服用する場合や、代謝能力の低下した高齢者によく見られる
作用時間の短い薬にもリスクはあり、例えば長期間服用していて急に止めた場合のリバウンド現象としての不眠は、長時間作用型よりむしろ生じやすいことが知られている。

(石川れい子  ライター / 2010年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

すいみんどうにゅう‐ざい〔スイミンダウニフ‐〕【睡眠導入剤】

催眠薬

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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大辞林 第三版の解説

すいみんどうにゅうざい【睡眠導入剤】

作用時間が短い睡眠薬。催眠・鎮静作用のほか、抗痙攣けいれん作用をもつ。ベンゾジアゼピン系製剤のトリアゾラム、ゾピクロンなどがある。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

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