ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第1次産業」の意味・わかりやすい解説
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…これらの総体を産業という。
【分類】
産業を大きく第1次産業,第2次産業,第3次産業と分類したのは,フィッシャーAllan G.B.Fisherであったが,C.G.クラークはこれに広範な統計的裏づけを与えた。クラークの定義は次のとおりである。…
…したがって産業構造のあらわし方は,いろいろな産業分類や,産業指標によるのであり,一義的なものはない。 1940年イギリスの経済学者C.G.クラークは産業を第1次産業,第2次産業,第3次産業の三つに分類し,一国の経済の発展につれて労働人口,所得の比重が第1次産業から第2次産業へ,さらに第3次産業へ移動する(ペティの法則)という歴史的な傾向を実証した。日本についても図のように同じことがいえる。…
…C.G.クラークは,産業を三つの種類に区別して,それぞれ第1次,第2次,第3次産業と名づけた。第1次産業は農業,林業,水産業などから成り,経済発展に伴いその比率は低下し,製造工業を中心とする第2次産業の比率が高まるという現象がみられる。さらに主として商業,サービス業から構成される第3次産業の比率の上昇もみられる。…
※「第1次産業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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