築山庭造伝(読み)つきやまにわつくりでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「築山庭造伝」の意味・わかりやすい解説

築山庭造伝
つきやまにわつくりでん

江戸時代中期に最も広く普及したた作庭書で,明治に入っても刊行された。前後編から成る。前編3冊は造園家北村援琴斎の著 (1735) で,相阿弥流の作庭書として独立して刊行されたもの。後年,籬島軒秋里 (りとうけんあきさと) が後編3冊を著し (1828) ,前編と合せて一著とし流布した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android