粗造・荒造(読み)あらづくり

精選版 日本国語大辞典 「粗造・荒造」の意味・読み・例文・類語

あら‐づくり【粗造・荒造】

〘名〙 おおまかにつくってあること。下ごしらえのままで、まだ仕上げをしていないこと。また、そのもの。
更級日記(1059頃)「丈六の仏の、いまだあらづくりにおはするが、顔ばかり見やられたり」

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