繊やか(読み)そびやか

精選版 日本国語大辞典 「繊やか」の意味・読み・例文・類語

そび‐やか【繊やか】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 ) ほっそりとしたさま。すらりとしたさま。また、しなやかで、なまめかしいさま。そびか。
    1. [初出の実例]「有る所の諸の指は、円に満ちて繊(ソヒヤカに)長くして」(出典:彌勒上生経賛平安初期点(850頃))
    2. 「まだ小さくおはするが、あてにそびやかなる御かたちの御ぐしたけに少し余りたり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)

繊やかの補助注記

「そいやか(そひやか)」とする説がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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