織田政権(読み)おだせいけん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「織田政権」の意味・わかりやすい解説

織田政権
おだせいけん

織豊政権

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の織田政権の言及

【安土桃山時代】より


【時期区分】
 安土桃山時代の時期区分を,政治権力の所在や政治過程の特質を中心に考えれば,次の4段階に分けることができよう。(1)織田政権前期 織田信長が入京した1568年から,将軍足利義昭を京都より追放した73年(天正1)まで。信長と義昭との対抗関係で展開されるが,1570年(元亀1)信長が定めた〈五ヵ条の事書〉を義昭が承認して政権委任を行い,幕府がもっていた軍事指揮権などを信長が掌握したことが,さらに一つの区切りになる。…

【織田信長】より

…ついで神戸信孝らに四国征伐を命じ,6月中国征伐の指示を与えるため上洛し本能寺に宿泊したところを明智光秀に急襲されて2日朝自殺,信忠も二条城で敗死した(本能寺の変)。 織田政権の軍事的特質は加地子(かじし)領主として農業経営から分離しうる濃尾地方の地侍・有力名主層を中核に軍団を編成し,鉄砲・長槍で武装,専業武士団として機動性を与えたところにあった。しかもこの軍団は長期遠征に耐え,城下集住が可能であったため征服戦が有利に展開し,中央支配を早期に実現できたのである。…

※「織田政権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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