脂肪由来ホルモンと疾患

内科学 第10版 「脂肪由来ホルモンと疾患」の解説

脂肪由来ホルモンと疾患(内分泌系の疾患)

 脂肪組織に由来する生理活性物質を総称して,アディポサイトカイン(adipocytokine)あるいはアディポカイン(adipokine)とよぶ.アディポサイトカインは,生体の栄養状態に応じて産生・分泌され,脂肪組織局所のみならず遠隔臓器に作用して,多彩な生理作用を発揮する.[小川佳宏・菅波孝祥]
■文献
Friedman JM, Halaas JL: Leptin and the regulation of body weight in mammals. Nature, 395: 763-770, 1998.
Matsuzawa Y, Funahashi T, et al: Molecular mechanism of metabolic syndrome X: contribution of adipocytokines, adipocyte-derived bioactive substances. Ann NY Acad Sci, 892: 146-154, 1999.
Suganami T, Ogawa Y: Adipose tissue macrophages: their role in adipose tissue remodeling. J Leukoc Biol, 88: 33-39, 2010.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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