花粉光環(読み)カフンコウカン

デジタル大辞泉 「花粉光環」の意味・読み・例文・類語

かふん‐こうかん〔クワフンクワウクワン〕【花粉光環】

大気中に飛散した大量のスギ花粉によって生じる光環。光の回折現象一種で、虹のような輪が二重三重に広がって見える。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「花粉光環」の解説

花粉光環

大量の花粉が大気中に飛散することで起こる、太陽周囲虹色の光環が見える現象。太陽光障害物の陰の部分に回り込む、回折という現象によって生じる。光環には障害物の大きさや形が揃っているほど虹色の濃度が上がるという性質があるが、花粉の粒は大きさが揃っているだけでなく、スギ花粉のように突起をもつものは大気中で同じ方向を向きやすいため、そのぶん濃度の高い虹色となる。

(2019-3-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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