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光冠/光環 コウカン

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デジタル大辞泉の解説

こう‐かん〔クワウクワン〕【光冠/光環】

太陽や月の周囲に見える光の輪。大気中の微細な氷の結晶や水滴などによる光の回折のために起こる現象で、内側が青く外側が赤色に見える。暈(かさ)。

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百科事典マイペディアの解説

光冠【こうかん】

光環とも。高層雲,高積雲など水滴からなる雲を通して太陽や月を見たときに,その周囲に現れる色のついた光の輪。視半径は2°〜5°で,水滴の半径に逆比例する。白色の光冠もあるが,美しく色づくこともあり,内側が青色,外側が赤色となる。
→関連項目ビショップ環

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世界大百科事典 第2版の解説

こうかん【光冠】

光環とも書き,英語ではコロナcoronaという。層状の中層の雲である高層雲などを通して太陽や月を見た時,そのまわりに現れる視半径2~5度の光の輪である。色の順序は内側が紫,外側が赤で,(かさ)の場合と反対である。これは太陽や月の光線が,雲を形づくっている微水滴によって,回折現象を起こしてできるものである。視半径をθ,光の波長をλ,雲粒の半径をrとすると,sinθはλ/2rに比例する関係があり,雲粒が小さいほど,光の輪の視半径は大きくなる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光冠
こうかん

光環」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

光冠
こうかん

太陽や月の周りに現れる比較的小さい直径の色のついた光の輪。光環とも書く。輪の半径は普通3度前後で、色の配列は輪の外側が赤みがかっているのが特徴である。同じような光輪には暈(かさ)があるが、暈は半径が22度、色の配列は内側が赤であるので光冠とははっきり区別できる。
 光冠は太陽や月の光が薄い雲の雲粒のために回折してできる。光冠の半径は雲粒の半径に逆比例する。雲粒が小さくなるほど光冠の半径は大きくなる。光輪の赤の外縁の角度を手近な道具を使って測り、その角度で20を割ると半径(単位マイクロメートル)がわかる。ビショップ環は雲粒のかわりに火山灰によって生じた回折現象である。ビショップ環の半径は約20度であることから、火山灰の半径は約1マイクロメートルであると推定される。雲の中では雲粒の大きさは一般に不ぞろいであるから、光冠の色は虹(にじ)の色のように鮮明にならない。多くの場合太陽や月の周りが青白い色で、その周囲を赤褐色の鈍い輪が取り巻く程度である。これをオーレオールaureoleとよぶこともある。雲のでき始めには雲粒の大きさは比較的そろっていて、光冠の色は虹色と同じように鮮明になる。夜間山の上で雲がかかってきたとき、20メートルくらい離れた位置から電灯の光を見ると色鮮やかな光冠を見ることができる。このようなときには光輪は二重、三重にも現れる。なお、御光(ごこう)やブロッケンの妖怪(ようかい)とよばれる現象は光冠と同様に光の回折によっておこるが、このときの色の配列は同じである。[大田正次]

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世界大百科事典内の光冠/光環の言及

【コロナ】より

…これはやはり銀河円盤あるいは活動的な銀河核からもれ出た磁場をもつ高温プラズマが,銀河の周辺に引き止められているものと考えられており,電波やX線で見ると,とくに銀河団中を高速で運動する銀河などでは,銀河団内ガスとの相互作用によりなびいた形になっているものなどがあり,その存在がとくに顕著になっている。
[その他]
 薄雲を通して見た太陽や月のまわりに見える光の輪は光冠と呼ばれ,また放電現象にはその一つの形態としてコロナ放電がある。【内田 豊】。…

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