苗打ち(読み)ナエウチ

デジタル大辞泉 「苗打ち」の意味・読み・例文・類語

なえ‐うち〔なへ‐〕【苗打ち】

田植えをする田へ苗束を適当に投げて配ること。また、その役目

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の苗打ちの言及

【囃子田】より

…なお,中国地方の山間部で実際に行われる大規模な囃子田は,早朝のサンバイ(田の神)祭に始まり,苗取り,代搔き,田植と続くが,代搔きには華やかに飾りたてた近在の牛が数十頭集まり,〈鶴の巣籠り〉とか〈天の三星〉などという特殊な呪術をこめた代(しろ)が搔かれる。このような囃子田の行事のあと,第2次大戦以前までは秋の豊穣を願って,田植終了後に残りの苗を互いにぶつけあう苗打ちの行事があり,夜は若者たちの性が解放されたとも伝える。田遊田楽【山路 興造】。…

※「苗打ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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