蔓橋(読み)カズラバシ

世界大百科事典(旧版)内の蔓橋の言及

【祖谷川】より

…急傾斜で落差の大きい祖谷川は水力発電所の立地にも適し,明治末期に三縄に,次いで祖谷・一宇(いちう)・出合の各発電所が建設された。1920年祖谷川に沿って祖谷街道,74年大歩危(おおぼけ)側より県営祖谷渓有料道路が完成し,西祖谷の一宇と結ばれ,善徳に残るかずら橋(重要民俗資料。長さ45m,幅1.5m,水面から15m)にも行きやすくなった。…

【三奇橋】より

…日本の古橋の中でとくに構造的に変わったものとしてあげられてきた岩国(山口県)の錦帯橋,甲斐(山梨県)の猿橋,黒部(富山県)の愛本橋をいう。愛本橋の代りに木曾の桟(かけはし)あるいは祖谷(いや)(徳島県)のかずら橋を入れる説もあるが,桟はけわしい崖に沿って板をかけ渡した橋で,構造的には上述の諸橋ほどの特色はない。錦帯橋は1673年(延宝1)に創建された木造アーチを主体とする優美な橋,猿橋は少なくとも13世紀以前にはつくられていたに違いないはね木橋である。…

※「蔓橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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