日本歴史地名大系 「藩法集」の解説
藩法集
はんぽうしゆう
成立 文政一一年―天保三年
原本 鳥取県立博物館 昭和三六年・四七年刊
解説 文政一一年、鳥取藩は寛永九年以降の法令・条目を分類・編纂することを御帳奉行二宮源蔵に命じ、公義御法度一五冊・御国御法度七二冊を編纂した。このうち御国御法度七二冊は藩法研究会によって「藩法集二鳥取藩」「藩法集一〇続鳥取藩」として活字化され刊行された。そのなかには総体御法度・御道中并所々御出之節御法度江戸御番所々え罷越面々え被仰付・御家中御法度・町方御法度・在方御法度・御徒以下御法度・御船手御法度・寺社方御法度・御城代御法度・御作事御法度・御目付手御法度・御勘定所御法度・御銀札場御法度・米子倉吉松崎八橋御法度・江戸御法度・大坂御法度・京伏見御法度の、御法度と題して編纂された法令と、総体御定・御家中御定・御徒以下御定・在方御定・御船手御定・町方御定・寺社方御定・御城代御定・御作事(手)御定・御目付手御定・御勘定所御定・裏判御定・御銀札場御定・蝋座御定・所々御役人御法御定・米子倉吉松崎八橋御定・江戸御定・大坂御定・京伏見御定の、御定と題して編纂された通達、および御連枝様御家・御軍式・御簡略・御旧法御定制・律が収められている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報