蘇生拒否(読み)ソセイキョヒ

デジタル大辞泉 「蘇生拒否」の意味・読み・例文・類語

そせい‐きょひ【×蘇生拒否】

ディー‐エヌ‐エー‐アール(DNAR)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「蘇生拒否」の解説

蘇生拒否

本人または家族の希望により、心肺停止後の蘇生処置や病院への搬送を拒否すること。総務省消防庁の2018年の実態調査によると、蘇生を望まないと家族などから伝えられたことのある消防機関は600以上で、全機関の8割に上ることが明らかになった。ただ、本人が蘇生を望まなくても見かねた家族が救命処置を要請した結果現場救急隊員両者意思板挟みになるケースもあり、統一的な対応方針が求められている。

(2019-2-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android