デジタル大辞泉
「エー」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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エー
- 〘 名詞 〙 ( [英語] A, a )
- ① 英語のアルファベットの第一字。
- ② 連続したもののうち第一番目のもの。「三年A組」
- ③ 最もすぐれたもの。「Aクラス」「成績がA」
- ④ ビタミンの一つ。
- ⑤ ABO式血液型の一つ。A型。
- ⑥ ( A ) 電流の単位、アンペアの記号。
- ⑦ 紙の大きさの規格の一つ。A判。「A5判」
- ⑧ ( a ) 数学で、既知数が幾つか与えられている時、第一の既知数を示す記号。
- ⑨ ( [英語] answer の頭文字 ) 数学で、答。
- ⑩ ( A ) 古く用いたアルゴンの元素記号。現在は Ar と記す。
- ⑪ ( a ) 面積の単位、アール([フランス語] are)を表わす記号。
- ⑫ ( A・Å ) 光の波長などをはかる単位、オングストローム([スウェーデン語] Ångström)を表わす記号。
- ⑬ ( A ) 洋楽の英米音名の一つ。ドイツ音名では「アー」。日本音名の「イ」に当たる。
- ⑭ レコード盤やカセットテープの表側の面。A面。
- [初出の実例]「一枚すんで、二枚目のAだけやったが、Bの案無く、又一月に吹込むことにした」(出典:古川ロッパ日記‐昭和九年(1934)一二月二八日)
エー
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] E, e ) 洋楽のドイツ音名の一つ。日本音名のホ、イタリア、フランス音名のミ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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エー
Henri Ey
生没年:1900-77
フランスの精神医学者。フランスの南東部のバニウルス・デル・ザスプルに生まれ,トゥールーズおよびパリにおいて哲学および医学を修めた。ギローP.Guiraud,クロードH.Claudeらを師として精神医学の道を歩み,1933年にはシャルトルに近いボンヌバル精神病院長となり,70年に引退し故郷に帰るまでこの職にあった。その間にエーのなした業績は,単にフランスを代表する精神医学者としてだけでなく,世界的にもその名を残すものとなった。エーの主張した器質力動論théorie deorgano-dynamismeは新ジャクソン主義néo-Jacksonismeに基礎を置くものである(J.H.ジャクソン)。彼によれば,精神の障害は器質的原因による精神構造の病的障害であるが,症状の形成には精神構造の有する固有の原則(心理力動)がこれを支配するというものである。精神機能も,下層機能を上層機能が統合するという階層的構造をもつが,上層は時間の中で展開する力動的な進化の階層であるとし,精神症状は欠落症状に対する再統合の展開であるとの主張である。また神経学的な障害が部分的解体であるのに対して,精神障害は全体的な機能の解体であると述べ,従来の疾病分類学を越えた全体的病原病因論を明らかにした。第2次大戦後の世界精神医学会の設立にも重要な役割を果たし,長年その事務総長を務めた。エーによって主催された定期的な集会である〈精神医学の進歩évolution psychiatrique〉は,精神医学に新しい息吹を与え,有能な若い精神科医たちの多くを育てた。主著は《精神医学研究》3巻(1948-60)など。
執筆者:武正 建一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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エー
生年月日:1900年8月10日
フランスの精神医学者
1977年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のエーの言及
【精神自動症】より
…彼は慢性妄想疾患の成立機序を,この二次的な被害妄想の結実から説明した。この病理を彼は脳の器質的あるいは中毒性の障害に求めたが,彼の器質論的解釈にはその後,クロードH.Claude,H.エーらの多くの反対がある。彼らは心的水準の低下によって自我の統制が低下し,無意識的機能のうちにあった心的機制が自我の統制を離れて意識化され,自属所属感がないために外界に定位された現象だと主張した。…
※「エー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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