袖被り(読み)ソデカブリ

デジタル大辞泉 「袖被り」の意味・読み・例文・類語

そで‐かぶり【袖被り】

葬送に際して、女性白衣でからだを包み、その左袖を頭からかぶって背にたらすこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の袖被りの言及

【被り物】より

…信仰・儀礼面で今にのこる被り物の習俗としては,男子の御輿かつぎをはじめとする儀礼時の鉢巻や,伊豆の婦人たちが神仏に詣でるときの〈ひっしゅ〉という鉢巻姿。葬式のとき左袖をかぶる〈袖被り〉や,白の衣を頭からかぶる習俗,男子の忌中笠の着用や葬儀に参列する特定の親族が頭部に紙や布をいただく風など,神仏への礼装としての被り物の着用例を数えることができる。
【西洋】
 西洋では被り物は衣服の一部として扱われてきたといえる。…

※「袖被り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android