デジタル大辞泉 「白衣」の意味・読み・例文・類語
びゃく‐え【白▽衣】
2 白小袖に
「大口
3 僧が黒衣を着けずに白い下着だけでいること。転じて、礼にそむくこと。非礼。
「―ながらみな様へ、是から御礼をはらりと申し上げまする」〈古今役者物語〉
4 黒衣の僧に対して、俗人。在家。
「―の弟子、平重盛」〈盛衰記・一一〉
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
… 一方,この時期は朝鮮における服飾の伝統が新しく生み出された時期でもあり,15世紀初めに伝統衣装のシンボル的存在である,かぶりものとしての笠(カッ)が創成され,袍はツルマギ以外に〈帖裏〉(天翼),〈道袍〉〈氅衣(しようい)〉などの宋制の深衣から発展したさまざまの袍服が士大夫社会に流行した。また家庭における三年喪や王家の喪儀において,喪服として白衣の風習がこの期に定着して,朝鮮民族は〈白衣の民〉といわれたが,日常生活では色物も着ていたし,〈白衣の民〉という表現は多少誇張されたものであった。女性の伝統的な服装であるチマ・チョゴリも,16世紀末の壬辰・丁酉倭乱(文禄・慶長の役)後にチョゴリ(上衣)が短くなり,チマ(裳)が長くなって,現在のような乳房の上でチマをまきつけるようなチマ・チョゴリのスタイルになった。…
…しかも,これら制服は自分が所属している集団の象徴でもある。僧服,法服(裁判官や弁護士の制服),白衣(看護服),学生服,企業の制服などは特定の職業・職場を象徴するものであり,その服装そのものがあこがれ,ないしは嫌悪(恐れ)の対象となる。したがって服装そのものが人格化されている。…
※「白衣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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