装図(読み)ヨソイノカタ

デジタル大辞泉 「装図」の意味・読み・例文・類語

よそい‐の‐かた〔よそひ‐〕【装図】

江戸後期の文法図表。富士谷成章ふじたになりあきら著の文法書「脚結抄あゆいしょう」の中にあるよそいに関する活用表。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の装図の言及

【あゆひ抄】より

…語と証歌には口語訳がそえてある。総論は著者の文法論を要約したもので,品詞の完全分類の試み,言語の変遷の認識と時代区分,装図(よそいのかたがき)と称する組織的な用言活用表の提示など,整然たる体系をうちたてている点で,本文編の実証的なすぐれた見解とともに,江戸時代の文法書中最も独創的な空前の業績とされる。同時代の本居宣長との間には影響関係は認められないが,宣長門の鈴木朖(あきら)は大きな影響をうけたと思われる。…

※「装図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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