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補給艦 ほきゅうかん Replenishment ship

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知恵蔵2015の解説

補給艦

基本的には、洋上において他の艦艇に燃料、真水、食糧、弾薬などを補給する(洋上補給)役割の艦を意味するが、海外の基地や灯台などに燃料などの補給物資を運ぶ船を指す場合もある。洋上補給艦は一般に艦隊補給艦(fleet replenishment ship)と通称されるが、各国海軍によって呼称は異なり、海上自衛隊は「補給艦」という艦種分類呼称を用い、2007年後半現在で基準排水量8100〜8150t(満載排水量は1万5850t)の「とわだ」型3隻と1万3500t(同2万5000t)の「ましゅう」型2隻がある。両型共に、燃料の他に航空燃料、真水、食糧、弾薬の搭載、補給能力も持つ多目的型の、米海軍が「戦闘補給艦」と呼ぶ艦種の機能を有している。燃料補給を専門にする艦や、弾薬補給専用の補給艦、食糧やドライカーゴ補給を専門とする艦などもある。洋上での人員や軽量貨物の補給のために固有のヘリコプターを搭載するか、ヘリコプターを発着させられる飛行甲板を持つ補給艦が多い。補給用燃料はディーゼル、ガスタービン、蒸気ボイラーのいずれにも使用できる燃料用重油とガソリンを混合した舶用燃料が一般的である。洋上給油に当たっては、混入している水やゴミなどを取り除くために遠心分離式の浄化装置を通してから給油ホースに送られるのが普通で、ほとんどすべての燃料補給艦にはこの装置が備えられている。

(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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