見取(読み)みてとる

精選版 日本国語大辞典 「見取」の意味・読み・例文・類語

みて‐と・る【見取】

〘他ラ五(四)〙 物事を見て、その意味事情などを心に受け取る。また、見ただけですぐに、物事の意味や事情を知る。看取する。見抜く。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「此正直を見て取て、内儀の姪に二貫め付て女夫にし」

み‐どり【見取】

〘名〙 多くのものを見て、その中から自由に選びとること。「より取り見取り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の見取の言及

【反高】より

…その高を反高といい,その場所を反高場といった。これに対して,地味劣悪で当面は高に組み入れがたいが,将来地味成熟すればさらに検地のうえ石高を定めて村高に編入する見込みがある田地は見取(みとり)あるいは見取場といった。つまり見取場は暫定的な反高場ということになる。…

※「見取」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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