足利衍述(読み)アシカガ エンジュツ

20世紀日本人名事典 「足利衍述」の解説

足利 衍述
アシカガ エンジュツ

明治・大正期の日本儒学史研究家 東洋大学教授;明治大学予科教授。



生年
明治11(1878)年8月19日

没年
昭和5(1930)年12月22日

出生地
愛媛県宇和郡伊賀上村(現・東宇和郡宇和町)

別名
号=欽堂学人

学歴〔年〕
東洋大学漢学専修科〔明治32年〕修了

経歴
幼少から漢学を学び、大阪泰西学館、東洋大入学を経て、日本儒学史の研究に専念。「東洋哲学」などに「寛政異学禁の顚末」「室鳩巣の学」「藤原惶窩入薩説」なと論文を発表。また「日本新聞」に「徳川時代・無聞の学者」を連載。その間、東洋大、日大明大漢文、日本漢学史を講義。昭和3年「日本朱子学史の研究」に東照宮三百年祭記念会から研究費補助が出た。著書に「鎌倉室町時代之儒教」。未刊に「日本漢学史」「日本朱子学史」「近世儒家年表」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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