…この交配では遺伝子型の似通った者どうしが掛け合わされるので,子の遺伝子の組合せがホモ(同型)になる可能性が増し,形質は固定し遺伝が確実になる。しかし遺伝子のホモ化が進むと,環境への適応力が低下して虚弱となり,いわゆる近交退化の現象が現れる。後者は両親が別々の繁殖集団に属している,血縁関係の遠い個体どうしの交配で,子の遺伝子型はヘテロ(異型)化する。…
※「近交退化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...