速やかんず(読み)すみやかんず

精選版 日本国語大辞典 「速やかんず」の意味・読み・例文・類語

すみやかん‐・ず【速ず】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「すみやかにす」の変化したもの ) 早くする。急にする。すみやかにする。
    1. [初出の実例]「却(さ)って往向を歓(よろこ)ひ即(しょく)して来後(らいこう)を忿(スミヤカンス)」(出典:釈摩訶衍論承元二年点(1208)一)

速やかんずの補助注記

もとの形と考えられる「すみやかにす」は、「観智院本名義抄」の「促 スミヤカニ スミヤカニス」「疾威 スミヤカニス」などがあげられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android