精選版 日本国語大辞典 「遮那王」の意味・読み・例文・類語
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…この常盤の流離の物語は特に幸若舞《伏見常盤》の素材ともなっている。牛若は幼くして鞍馬寺の東光坊の阿闍梨(あじやり)(覚日阿闍梨,東光坊阿闍梨円(蓮)忍,覚円坊阿闍梨円乗とも)のもとにあずけられ,遮那王(しやなおう)と呼ばれた。自分の素姓を知った牛若は,平家打倒を心に秘め,昼は学問を修め,夜は鞍馬の奥僧正ヶ谷(涯とも)で武芸に励んだ。…
※「遮那王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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