鉄砲手形(読み)てっぽうてがた

大辞林 第三版の解説

てっぽうてがた【鉄砲手形】

江戸時代、銃器を運送・所持する諸藩・旗本が関所通行時に提示を求められた通行許可証。幕府老中の発行。鉄砲通とおり手形。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の鉄砲手形の言及

【関所】より

…それは関東内への諸大名等の鉄砲以下の武器潜入,江戸藩邸の大名妻子の国許への逃亡を監視することが主任務であったが,幕府の全国支配が貫徹するころには箱根関のように前者の検閲が若干緩和される例もみられた。関所通過の際,一般に通行者は笠・頭巾をとり,乗物の大名は引戸を開くことが必要であり,鉄砲には老中発行の鉄砲手形,出女には留守居(るすい)発行の女手形の携帯が義務づけられていた。箱根関の場合,関門内には高札場,面番所,足軽番所,獄屋,遠見(とおみ)番所以下の施設があり,ここには小田原藩派遣の番頭,横目,番士,足軽,中間のほか,箱根定住の定番人,人見女などが詰め,それぞれの役務を分掌した。…

【関所手形】より

…関所切手とか単に手形,証文ともいう。江戸時代の関所手形は大きく分類すると,鉄砲手形と女手形である。鉄砲手形は鉄砲や武具類を江戸方面に搬入する際に必要で,幕府老中だけが発行権を有していた。…

※「鉄砲手形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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