百科事典マイペディア 「長久手の戦」の意味・わかりやすい解説
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…羽柴(豊臣)秀吉と織田信雄(のぶかつ)・徳川家康との間で,尾張の小牧・長久手を中心として広範な地域にわたった戦い。織田信長の死後,秀吉がしだいに勢力を得るにしたがい,両者の対立関係は激化した。1584年(天正12)3月秀吉軍は伊勢方面から侵攻し,その間に北尾張に飛火して秀吉方の池田恒興が犬山城を占拠したが,家康が小牧山に布陣したので尾張北部からの侵攻は困難となった。家康は土佐の長宗我部氏や紀伊の雑賀,根来一揆と結び,大坂の背後をおびやかさせたので秀吉の東下が遅れた。…
…秩父古生層からなり,濃尾平野のほぼ中央に孤立する。戦国時代末に戦略上の要地として注目され,1563年(永禄6)には織田信長が美濃進出の拠点として山頂に築城,また84年(天正12)の小牧・長久手の戦では徳川家康の本陣が置かれ,豊臣秀吉と相対した。1927年国の史跡になり,頂上には京都の飛雲閣を模して建築された小牧市歴史館(小牧城)がある。…
※「長久手の戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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