小牧(読み)コマキ

デジタル大辞泉 「小牧」の意味・読み・例文・類語

こまき【小牧】

愛知県北西部の市。名古屋市北方に位置し、名古屋空港がある。北西部にある小牧山古戦場。人口14.7万(2010)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小牧」の意味・読み・例文・類語

こまき【小牧】

(馬市が立ち、駒来と呼ばれ、それに「小牧」をあてたものといわれる) 愛知県北西部の地名。永祿六年(一五六三織田信長が小牧山に築城以来、城下町として発展。天正一二年(一五八四豊臣秀吉徳川家康織田信雄が戦った小牧・長久手戦いで知られる。東名名神・中央の三高速道路が接続する、道路交通の一大結節点。また、名古屋空港がある。昭和三〇年(一九五五市制

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「小牧」の意味・わかりやすい解説

小牧[市] (こまき)

愛知県北西部の市。1955年市制,63年北里村の一部を編入。人口14万7132(2010)。名古屋市の衛星都市で,犬山市の南に位置する。織田井戸,総濠の縄文遺跡,小木古墳群,宇都宮古墳,篠岡古窯跡群など原始~古代の遺跡が豊富で,中世には味岡荘に属し,1584年(天正12)には豊臣秀吉と徳川家康の小牧・長久手の戦の舞台になった。近世には,中山道に通じる木曾街道宿駅,市場町として栄えたが,明治になって鉄道路線からはずれ町勢は停滞した。第2次世界大戦後名古屋空港が開設され(2005年に中部国際空港が開港したことにともない,名古屋飛行場となった),また名神高速道(1965全通),東名高速道(1969全通),中央自動車道(1972年小牧~多治見間開通)が相次いで開通し,交通都市としての性格が強まった。インターチェンジ付近にコンテナ基地,トラックターミナル,倉庫群ができ,機械,ゴム,窯業,繊維などの工場も進出している。名鉄小牧線が通じ,名古屋市との連絡がよいため住宅地化も進んでいる。斜陽化しつつある農業の中では養鶏,養豚,果樹栽培に力が入れられ,特にサボテンは全国でも有数の特産地になっている。毎年3月15日に行われる田県神社豊年祭奇祭として有名。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「小牧」の解説

こまき【小牧】

鹿児島の芋焼酎。酒名は、蔵元当主の姓にちなみ命名。1次仕込み、2次仕込みともに地熱を利用した独自の甕壺で仕込む。黒麹を使用し、常圧蒸留で造る。原料はコガネセンガン、米麹。アルコール度数25%。蔵元の「小牧醸造」は明治42年(1909)創業。所在地は薩摩郡さつま町時吉。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「小牧」の解説

小牧

鹿児島県、小牧醸造株式会社が製造する芋焼酎。原料に紅さつまを使用した「紅小牧」などもある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android