長尾景虎(読み)ナガオカゲトラ

関連語 けんしん

世界大百科事典(旧版)内の長尾景虎の言及

【上杉氏】より

…1546年(天文15)の河越城の戦で山内憲政,扇谷朝定は連合して北条氏康と戦ったが敗れ,朝定は敗死,憲政は越後長尾氏のもとに逃れた。憲政の意を奉じた長尾景虎は,60年(永禄3)暮れ以降南下し,旧上杉氏の基盤を背景に後北条氏勢力と大規模な戦闘を繰り広げた。翌年には憲政は,鎌倉の鶴岡八幡宮で景虎に関東管領と上杉氏の名跡を譲った。…

【上杉謙信】より

…越後国の戦国大名,関東管領。父は守護代長尾為景。幼名虎千代,元服後は平三景虎。1543年(天文12)父為景の死後,古志郡栃尾城に移り,48年末兄晴景に代わって越後守護代,事実上の国主の座につく。当初,一族長尾政景と抗争したがこれと和し,越後統治の障害を除いた。52年弾正少弼に任じられ,翌年春上洛,このころ入道して宗心と称した。武田信玄に追われた北信濃の村上,高梨氏らから救援要請をうけると,信濃川中島に出兵した。…

※「長尾景虎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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