長野県長野市(読み)ながの〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県〕長野〈市〉(ながの〈し〉)


長野県北部、千曲(ちくま)川中流域の長野盆地を占める市。
同県の県庁所在地で、北信地方の産業・文化の中心。1999年(平成11)4月より中核市。2005年1月に更級(さらしな)郡大岡村と、上水内(かみみのち)郡豊野町、同戸隠村、同鬼無里村と合併、2010年1月に同郡信州新町、同中条村と合併して現在の姿となる。長野新幹線、JR篠ノ井線などの鉄道と、上信越自動車道、長野自動車道、国道18号・19号線などの道路が通じる。旧・長野市は近世から善光(ぜんこう)寺(本堂は国宝)の門前町として栄えた。近世には北国(ほっこく)街道の宿場町、木綿・麻・種油などの市場町ともなった。松代地区は真田藩の旧城下町。旧・戸隠村には戸隠山(とがくしやま)、戸隠神社があり、古くは戸隠神社参詣の宿坊、現在では登山や戸隠高原のスキー・自然探勝の基地として発展。旧・信州新町では昭和初期からヒツジを飼育する。かつては製糸工業が盛んなことで知られたが、現在は電機・印刷などの先端工場が進出。各種官公庁・金融機関・報道機関などが集中し、商業が盛ん。商圏は北信地方から新潟県南西部にまで及ぶ。リンゴ・モモ・アンズ・ブドウなどの果樹栽培、キノコ類が盛んで、その加工工場がある。葉タバコ・高原野菜の栽培も行われる。ソバ・山菜・野沢菜・竹細工などが名産品。
飯綱(いいづな)高原はスキー場・ゴルフ場などがそろう行楽地で、上信越高原国立公園の一部。上杉謙信(うえすぎけんしん)と武田信玄(たけだしんげん)の決戦で有名な川中島(かわなかじま)古戦場がある。裾花(すそはな)川源流域の奥裾花自然園にはブナ原生林やミズバショウの群生地が広がる。1998年に開催された冬季オリンピックの際建設された、エムウェーブ、長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)、長野運動公園総合市民プール(アクアウィング)などのスポーツ施設がある。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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