阻卜(読み)そぼく(その他表記)Zu-bu; Tsu-pu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阻卜」の意味・わかりやすい解説

阻卜
そぼく
Zu-bu; Tsu-pu

11~12世紀に外モンゴル中部に住んでいたタタール族遊牧民の契丹語呼称。阻蹼とも書かれる。その遊牧範囲から北阻卜,西阻卜などに分れていたものと思われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の阻卜の言及

【タタール】より

…10世紀初め契丹族が勃興し,契丹帝国(遼)を建国するとともにその勢力をモンゴリアに広げると,タタール部はその支配下に入った。遼ではタタール部を阻卜(そぼく)と呼んだ。12世紀初め,中国北部では遼に代わって金が建ったが,その支配はモンゴリアには及ばなかった。…

※「阻卜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む