精選版 日本国語大辞典 「雀頭筆」の意味・読み・例文・類語
じゃくとう‐ひつ【雀頭筆】
- 〘 名詞 〙 =じゃくとう(雀頭)②
…これらの用毛はウサギ,鹿,タヌキなどを主とし,筆管は斑竹,仮(げ)斑竹,篠竹(しのだけ),煤竹(すすだけ)などに美しい装飾が施されている。すべて巻心造りで,当時の中国の製法を伝え,形状は〈雀頭筆〉と呼ばれる短鋒が多い。 平安時代になると,写経の需要は漸減し,代わって詩歌や尺牘(せきとく)の応酬が盛んになった。…
※「雀頭筆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」