静止人口(読み)せいしじんこう

精選版 日本国語大辞典 「静止人口」の意味・読み・例文・類語

せいし‐じんこう【静止人口】

  1. 〘 名詞 〙 人口が増加し、もはや増えも減りもしない静止状態に達している人口。〔統計学辞典(1951)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 安定人口 名詞

世界大百科事典(旧版)内の静止人口の言及

【安定人口・静止人口】より

…安定人口の増加率は〈内在的〉あるいは〈真〉の増加率,または安定人口自然増加率と呼ばれる。 安定人口の出生率,死亡率が等しく,したがって真の増加率がゼロである場合の人口をとくに静止人口という。このロトカの安定人口理論は,出生,死亡とそれぞれの役割の間の関係といった人口過程の理解に対し大きな貢献を果たした。…

【過剰人口】より

…しかし,このような基準指標の測定に際しては,これらの指標に重大な影響を及ぼす技術,資源,社会経済構造等がすべて一定不変と仮定されるため,非現実的な概念であると批判される。なお,第2次大戦後,とくに1960年代の終りころから,人口増減のない静止人口(安定人口・静止人口)という人口政策目標が世界の関心を高めるに至ったこと,そしてこれに関連して人口ゼロ成長zero population growthという運動がアメリカにおいて起きてきたことにも注目する必要があろう。人口【黒田 俊夫】。…

※「静止人口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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