非時香菓(読み)トキジクノカクノコノミ

デジタル大辞泉 「非時香菓」の意味・読み・例文・類語

ときじく‐の‐かくのこのみ【非菓】

《夏から早春枝にあり、香の消えないところから》タチバナの実。
「―をかしこくも残し給へれ」〈・四一一一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「非時香菓」の解説

非時香菓 (トキジクノカクノコノミ)

植物。橘・橙の古名

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の非時香菓の言及

【田道間守】より

…新羅(しらぎ)国の王子天日槍(あめのひぼこ)の子孫。垂仁天皇はタジマモリを常世国(とこよのくに)に遣わし,非時香菓(ときじくのかくのみ)(時を定めずいつも黄金に輝く木の実)を求めさせた。これを〈橘〉と言う。…

※「非時香菓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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