順縁婚(読み)じゅんえんこん

精選版 日本国語大辞典 「順縁婚」の意味・読み・例文・類語

じゅんえん‐こん【順縁婚】

  1. 〘 名詞 〙 生存する夫が、死亡した妻の姉妹と再婚すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の順縁婚の言及

【近親結婚】より

…日本では,氏族時代に禁婚範囲は狭く異母兄妹姉弟間の結婚も認め,直系姻族間の禁止は律令時代に入ってからで,江戸時代は武家家族の儒教倫理=親族内の身分階層の厳格性の確立から範囲は拡大し,先妻の子と後妻の連れ子間の結婚も禁じた。明治前期では外国法の影響からか,逆縁婚(夫の兄弟との再婚)が禁止や特別許可となり,順縁婚(妻の姉妹との再婚)も特別許可を要するなど,その扱いは一定しなかったが,明治民法は日本の慣習に従いこれらになんらの制限も付さなかった。現行民法は明治民法の近親婚扱いをそのまま継承している。…

※「順縁婚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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