…神にささげるために,いろいろな果物を盛った皿のことで,〈混合物〉の意に転じ,さらに〈人間の愚行をからかうため,異なった種類の主題を雑然と扱った詩〉の意味になったという。これでわかるように元来は詩の形で書かれたものを指し,芸術的完成をもった最初のsatira(風刺詩)は,前2世紀のG.ルキリウスによって書かれた。これは同時代の風俗を雑然とからかったものではなく,人間性そのものに対する鋭い洞察を含んだものであった。…
…ローマの風刺詩人。ラティウム地方の町スエッサ・アウルンカの裕福な市民の家に生まれた。…
…17年,枢機卿から新たな任地ハンガリーのブダへの同行を求められたが,アリオストはこの〈命令〉を拒否し,職を辞した。7編の書簡体による韻文《風刺詩Satire》(1517‐25)が,この時期の詩人の満たされぬ胸の内を証言している。ついでアリオストは,文学者としての経歴と才を見込まれ,エステ家のアルフォンソ大公に仕えた。…
…これらのうちで現存するのは,プラウトゥス21編,テレンティウス6編の喜劇だけである。詩にはこのほかエンニウスの始めた風刺詩があり,ルキリウスはこのジャンルに専念して事実上の創始者になった。散文には大カトーの歴史書と百科全書的著作があり,一部現存する。…
※「風刺詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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