香川県庁舎(読み)カガワケンチョウシャ

世界大百科事典(旧版)内の香川県庁舎の言及

【近代建築】より

…第4に,前衛的建築家は近代後(ポスト・モダン)を模索し始めるが,近代初期のような連帯感は失われており,それぞれが個別に理想と方法を追求した。戦後60年代までの代表的な建築として,神奈川県立近代美術館(1951,坂倉準三),リーダーズ・ダイジェスト東京支社(1951,レーモンド),香川県庁舎(1958,高松,丹下健三),東京文化会館(1961,前川国男),国立屋内総合競技場(1964,丹下健三),国立京都国際会館(1966,大谷幸夫),霞が関ビル(1968,山下寿郎設計事務所)などが挙げられよう。
[日本的伝統と近代建築]
 ヨーロッパにおける近代建築は,19世紀までの伝統の継承の上に展開したのではなく,むしろそれからの意識的な断絶を標榜しつつ成立した。…

【コア構造】より

…日本では1921年の日本興業銀行で耐震壁が設けられ,その効果が2年後の関東大地震で実証されたが,コア構造の出現は丹下健三による58年の東京都庁舎まで待たなければならなかった。彼はさらに58年の香川県庁舎で坪井善勝の構造設計によって,より明快にコア構造を実現させた。74年の新宿三井ビル(55階)ではコアの考え方を二つに分け,エレベーター,階段などの固定的な所をハードコアとし,空調設備関係の経年変化のある所をソフトコアとして,前者だけを耐震壁で固めて構造コアとしている。…

※「香川県庁舎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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