高松藩記
たかまつはんき
七冊 片山直造・綾野義賢編 上野幽叟校訂
成立 明治一四年
原本 松平公益会
解説 明治一〇年に修史局の藩史編輯の命により、義賢が歴代藩主の事績を記した三冊を著した。これを「松平家記」という。のち編年体にして綱目を漢文で立てることを片山直造が担当し、上野幽叟が校訂して修史局へ納めたのが「高松藩記」である。のち昭和六年に「高松藩記」を翻刻するに際し、「松平家歴代表」「高松藩学事沿革大要」、年表や牧野謙次郎による初代頼重・二代頼常・五代頼恭・九代頼恕および八代頼儀の子松平左近頼該らの略伝を付して刊行し、これを「増補高松藩記」と称した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 