年表
歴史上の出来事などを年代順に排列して表形式で示したレファレンスブック.世界史全般にわたるもの,各国史,地域史のほか,特定の分野に対象を限定したものも少なくない.独立刊行されるほか,一般書やレファレンスブックの一部として収録される年表もある.年表が登場する以前は,歴史上の出来事などを年代順に文章で書いた年代記(annals)が書かれていたが,記載事項が多くなり,また簡単に見いだせるように表記したものが求められたこともあって,年表形式のものが現れた.年表は,司馬遷『史記』に含まれる「年表」にまで遡ることができる.日本で「年表」がタイトルに使われるようになったのは,江戸時代になってからのことである.近年,CD-ROMとして刊行されたり,ウェブ上で公開されたりするようになり,検索機能が飛躍的に向上して使いやすくなった.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
ねん‐ぴょう ‥ペウ【年表】
〘名〙 毎年の出来事を
年月の順を追って記載した表。「史記」の十二
諸侯年表に始まる。
※史記抄(1477)二〇「有年則表は年表ぞ」
※百学連環(1870‐71頃)〈西周〉一「此年表たるものは必す歴史に附属しなかるへからさるものとす」 〔史記‐太史公自序〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ねん‐ぴょう〔‐ペウ〕【年表】
歴史上の事件などを年代の順を追って記載した表。「日本史年表」
[類語]年譜
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報