鴻巣郷(読み)こうのすごう

日本歴史地名大系 「鴻巣郷」の解説

鴻巣郷
こうのすごう

元荒川右岸、現鴻巣市南東から北本市北東にかけての地域に比定される。戦国期に作成されたと推定される市場之祭文写(武州文書)に「武州足立かう之すの市祭成之」とある。天正五年(一五七七)三月一一日の「鴻巣宮内百姓中」宛、および同日の「鴻巣別所村百姓中」宛の太田助次郎書状写(いずれも武州文書)では、両所の百姓中に対して荒野開発が命じられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 耕作

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android