鼬穴熊(読み)いたちあなぐま

精選版 日本国語大辞典 「鼬穴熊」の意味・読み・例文・類語

いたち‐あなぐま【鼬穴熊】

  1. 〘 名詞 〙 イタチ科のイタチアナグマ属の動物の総称。三~四種に分類される。インド東南アジア・中国・台湾の森林地帯や草原にすむ。体長三五~四〇センチメートル、尾長一五~二五センチメートル。イタチとアナグマの中間形で全身褐色。顔には黒っぽいマスク状の斑がある。雑食性で夜間活動し、敵に襲われると臭い液を出す。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鼬穴熊の言及

【アナグマ(穴熊)】より

…かつては実用と道楽を兼ねて,巣穴を掘ったり,イヌに追わせたりして,アナグマ捕りが行われた。 アナグマと呼ばれる動物には,ほかに中国,インド,アッサムなどにすむブタバナアナグマArctonyx collaris,北アメリカのアメリカアナグマTaxidea taxus,ネパール,アッサム,ミャンマーなどにすむ3種からなるイタチアナグマMelogaleなどがある。これらはいずれもアナグマに近縁で,アナグマ同様頭部に顕著な斑紋をもつ。…

※「鼬穴熊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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