Kōnstantinos Hermoniakos(英語表記)KonstantinosHermoniakos

世界大百科事典(旧版)内のKōnstantinos Hermoniakosの言及

【ビザンティン文学】より

…またオスマン・トルコのスルタン,バヤジト1世のコンスタンティノープル包囲(1402),ティムールのアナトリア侵入と,アンカラの戦での同スルタンに対する勝利・略奪を《ティムールにまつわる悲歌》が,そして,コンスタンティノープル陥落を一連の《悲歌》が歌いあげる。《イーリアス》のビザンティン民衆文学版を,コンスタンティノス・ヘルモニアコスKōnstantinos Hermoniakos(14世紀前半)が,ヨハネス・ツェツェスのホメロス寓話やコンスタンティノス・マナセスの年代記に拠りながら編纂し,古典のホメロスからはますます遠ざかる。動・植物世界に素材を仰ぎながら,それをもはや寓話風にでなく,社会風刺風に扱うのが,一連の詩作品《鳥物語》《四足物語》《尊敬すべきロバ聖人伝》,および散文作品の《果物物語》《魚物語》である。…

※「Kōnstantinos Hermoniakos」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android