世界大百科事典(旧版)内のMoabiteの言及
【セム語族】より
…ユーフラテス上流のマリ出土の楔形文字板に見える数百の固有名詞はアモリ語Amoriteの反映と見られ,エジプトのアマルナ出土の,カナン諸侯とエジプト王との往復書簡(前14世紀)に含まれる語注等とともに,前2千年紀のカナン語の資料とされる。このほかモアブ語Moabite(死海東部のモアブの王メシャが前9世紀に建てた,300語あまりから成る戦勝記念碑の言語。ヘブライ語に非常に近い),地中海岸のフェニキア語Phoenician(前10~後2世紀),および最も多くの文書を有するヘブライ語もカナン語に属する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」