Radding,C.M.(英語表記)RaddingCM

世界大百科事典(旧版)内のRadding,C.M.の言及

【遺伝的組換え】より


[遺伝的組換えの分子機構]
 メセルソンF.MeselsonとワイグルJ.Weigleは,目で見て区別できる変異をもつλファージを用い,さらに,非放射性同位体(12Cに対して13C,14Nに対して15N)によってDNAの密度を変えられることを利用して,遺伝的組換え(この場合は染色体内組換えに相当する)がDNAの切断と再結合によって起こることを示した(1961)。メセルソンとラディングC.M.Raddingはこの研究結果を基盤にして,現在のところ最も広く受け入れられている染色体内組換えの分子機構(図1)を提唱した(1975)。メセルソンとラディングの模式は,染色体内組換えだけでなく,遺伝子変換gene conversionをも統一的に説明できるので注目されている。…

※「Radding,C.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android