世界大百科事典(旧版)内のAchelōosの言及
【川】より
…その数が3000といわれる地上の川はすべて,男神でもあるオケアノスが妹の水の女神テテュスTēthysを妻にめとって生ませた息子たちで,オケアニデスŌkeanidesと呼ばれるこれも3000人の水の精たちは,その姉妹とされていた。豊饒の源である反面で好色でもあり,自在な変身の能力をもつと見なされていた河神たちの性質は,その長兄ともいわれるアケロオスAchelōosに関する神話に特によく表れている。彼は牡牛や大蛇などさまざまなぶきみな姿をとって,カリュドンの王オイネウスのところにやって来ては,王女のデイアネイラにしつこく求婚していた。…
※「Achelōos」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」