アヘロオス川(読み)アヘロオスがわ(英語表記)Potamós Akhelóos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アヘロオス川」の意味・わかりやすい解説

アヘロオス川
アヘロオスがわ
Potamós Akhelóos

古代ギリシア語読みではアケロオス Achelōos。ギリシア西部を流れる川。全長 220kmで,北部のアリアクモン川に次ぐギリシア第2の川。ピンドス山脈中部に源を発し,山地を南南東流したのち平野に出,南南西に流れを変えて,イオニア海のパトライコス湾の入口に注ぐ。冬季に氾濫する下流部沿岸には肥沃湿原ができている。河口部にはシルト堆積により多数の小島が形成されており,水深がきわめて浅く,航行不能。アケロオスはギリシア神話などに代表的な河神の名として現れる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android